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PowerShellで潜るOpenStack APIの海 - 素潜り編

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PowerShell Advent Calendar 2014 の 15 日目!   OpenStackとは 皆さんは OpenStack というクラウド管理ツールをご存知でしょうか。 OpenStack はプライベートクラウドを構築するためのオープンソースソフトウェアです。 OpenStack を利用することで、大規模なクラウドを構築することができます。 OpenStack は RESTfull API 経由で操作することができます。つまりパブリッククラウドで言うところの Microsoft Azure や Amazon Web Services と同様に、インフラの自動化をプライベートクラウドでも実現できます。 今回の手順は手元に OpenStack がある前提の内容になっていますが、対話的にPowerShellを利用しているので雰囲気だけでも感じて頂ければ幸いです。 残念ながら OpenStack がない場合にはこの機会に是非、検証環境を準備してみてください。 今回の内容では OpenStack のインストールや構成までカバーすることはできませんが、日本語の技術資料も多く、日本 OpenStack ユーザー会 ( http://openstack.jp/ ) を初めとしたコミュニティ主催の勉強会も活発に行われています。 OpenStack は DevStack( http://devstack.org/ ) などの展開ツールを利用してインストールすることができます。 VMware vSphere の環境をすでにお持ちであれば、 VMware 社が提供する VOVA(VMware OpenStack Virtual Appliance) を利用することで手軽に評価用の環境を準備することができます。 PowerShellでやってみる PowerShell は強力なスクリプト言語です。今さら説明は要りませんね。今日は OpenStackAPI の操作を通して、シェルの力を感じましょう。   OpenStack の API を利用するに際して、まず初めに行うのが認証です。資格情報 ( ユーザー名やパスワード ) を渡してトークンを取得します。トークンはなぜ必要なのでしょうか。 OpenStack は大規模なクラウドを